犬のダニ

犬コラム

犬のダニについて『ダニの種類や症状、予防方法を徹底解説』

犬の厄介な害虫に、ノミと一緒にダニがあげられます。特にマダニは、人間にも感染症を起こすとして、ニュースでも頻繁に取りざたされていました。今回は、その怖いダニについて、種類や症状などをお伝えします。

ダニの種類

犬に寄生するダニにはさまざまな種類がありますが、特に厄介な4種類についてまとめました。

○マダニ
マダニは動物の血液を栄養源とするダニです。かたい外皮に覆われていて体長は3~4mmと大きく、さらに吸血すると1cmになることもあります。一年中活動していますが、特に5~9月は多く発生します。

○ニキビダニ
ニキビダニは体長0.2~0.3mmの肉眼では見えないほどの小さなダニで、私たち人間を含む哺乳類に寄生しています。ほとんどの犬に生息しているといわれます。ニキビダニは毛包虫や、デモデックス、アカラスなどさまざまな呼び方をします。

○ヒゼンダニ
体長0.4mm以下の小さいダニで、動物の皮膚に寄生して表皮を栄養源にしています。ヒゼンダニは動物の皮膚でしか生きられず、離れると数日で死んでしまいます。

○耳ダニ(ミミヒゼンダニ)
ヒゼンダニの一種で、体長は0.3mmほど。耳の中に寄生して耳あかを栄養源にしています。感染した犬と接触することで、感染していきます。

ダニが引き起こす症状

ダニが寄生することによってさまざまな症状が現れます。ダニの種類によってその症状は変わってきます。

○マダニ
マダニは犬に皮膚に張り付いて吸血します。吸血された部分は、赤く大きく腫れかゆみを伴います。

症状 要因
貧血 マダニは自分の体長の200倍もの血液を吸うといわれていて、複数のマダニから大量に吸血されると貧血を起こすことがあります。
アレルギー性皮膚炎 マダニの唾液がアレルゲンとなって、かゆみや湿疹などを引き起こします。
ダニ麻痺症 マダニの種類によっては、吸血するときに神経毒が注入され筋肉の麻痺が起こります。その毒を持ったマダニの種類は、海外に多く生息するといわれています。

○ニキビダニ
ニキビダニが寄生していても、必ず発症するというわけではありません。何らかの原因で異常繁殖することで発症します。

症状 要因
脱毛 かゆみもなく部分的に毛が抜けます。
膿疱(のうほう) ニキビダニが異常繁殖するとニキビのような膿疱でき、進行すると皮膚がただれてきます。

○ヒゼンダニ

症状 要因
疥癬症(かいせんしょう) メスが皮膚の表面にトンネルのような小さな穴を掘り、卵を産みつけることによって、夜も眠れないほどの激しいかゆみが起こります。

○耳ダニ(ミミヒゼンダニ)

症状 要因
耳だれ(耳疥癬) 黒いかさかさした耳あかが出てきて、激しくかゆがります。

マダニが引き起こす病気

マダニの恐ろしいところは、症状だけにとどまらずマダニの病原菌により、病気を媒介してしまうことにあります。いずれも人間への感染もあるので、注意が必要です。

○バベシア症
バベシア原虫に感染しているマダニに吸血されることで、注入された唾液からバベシア症を媒介します。発熱、貧血、食欲不振などの症状があり重度の場合は急死することもあります。

○ライム病
マダニに吸血されたときに、ボレリア菌に感染することで発病します。発熱、全身の痙攣、歩行異常などの症状があります。

○重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
発熱、嘔吐、血尿、下痢などの症状がある新型のウィルス感染症で、マダニがSFTSウィルスを媒介することが明らかになりました。2013年には山口県の成人女性がSFTSで死亡しています。

マダニを見つけたら?

マダニは、ほかのダニとは違って肉眼でも見える大きさなので、見つけることができます。マダニは寄生すると、皮膚の中に頭を埋め込みセメント状の物質で自身を固めているので、簡単には取れません。ヘタに取ると頭が残ってしまってその部分が炎症を起こします。

マダニを取るときは専用のピンセットで取るか、動物病院で取ってもらいましょう。

ダニの予防方法

ダニを予防する方法はいくつかあります。

○予防薬を投与
ダニやノミを駆除してくれる薬を、定期的に投与する方法があります。ペットショップやインターネットでも気軽に購入できますが、動物病院で処方してもらう方が安全です。

○草むらに入らない
マダニは草むらに多く潜んでいます。草むらで走り回るのは楽しいですが、ここは我慢をさせてできるだけ草むらを避けるようにしましょう。

○感染した動物との接触
疥癬症の症状が出ている動物との接触をしないことです。直接接触しなくても、首輪やタオルなどを共有することでも感染するので注意してください。

○服を着せる
散歩に出るときは、服を着せるのも効果的です。「犬に服なんて…」という人もいますが、犬の服には「おしゃれ」だけでなく、ダニや蚊など害虫から身を守るという理由もあるのです。

犬のダニについてまとめ

犬を室内で飼っている場合、ダニがつくのは散歩中がほとんどです。しかし、ダニがつくからといって散歩に出ないわけにもいきません。飼い主さんが、愛犬を怖いダニからしっかり守ってあげましょう。

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